◆ 頭皮の皮脂=ハゲの悪玉主役!? ◆
「なんだか最近、額が広くなってきたような...」
「パパ、てっぺん薄くなってきたみたい...」
自分で自覚、周囲の視線...頭髪が気になり始めると、まず考えることが「その原因」でしょう。
この中で、いかにも科学的に根拠があるイメージで語られているのが、
頭皮に皮脂が多いとマズイというもの。
しかしどうなのでしょう。この皮脂の悪玉主役説、どうも絶対的なものではないようです。
Top > コラム (隔週更新) > 第1回 「薄毛・脱毛の原因を考える」
◆ 頭皮の皮脂=ハゲの悪玉主役!? ◆
「なんだか最近、額が広くなってきたような...」
「パパ、てっぺん薄くなってきたみたい...」
自分で自覚、周囲の視線...頭髪が気になり始めると、まず考えることが「その原因」でしょう。
この中で、いかにも科学的に根拠があるイメージで語られているのが、
頭皮に皮脂が多いとマズイというもの。
しかしどうなのでしょう。この皮脂の悪玉主役説、どうも絶対的なものではないようです。
確かに、頭皮を不潔にしておくとリスクが高まるというのは、
ある程度当たっているようではありますが...
しかし、育毛兄さんの個人的体験から言わせてもらえば、決して100%ではない気がします。
というのも、育毛兄さんが時々みかけるホームレスの方。
もはや頭髪が天然ドレッドヘアーになっているのですが、
ドレッドヘアーになるぐらいですからフサフサです。
また、その時たまたま一緒にいた知人。30代前半にして明快なソレ状態だった彼が
「頭洗わんのは関係ないンかなぁ...」とボソリとつぶやいたのを覚えていたりもします。
そこで、いろいろ探り、見つけたのがなんと、原因と結果が逆転してしまっている説。
それによると、頭皮の皮脂は薄毛・脱毛の原因ではないというのです。
むしろ順序が逆で、『皮脂の分泌が多い→脱毛』ではなく、『脱毛→皮脂の分泌量が増える』
というのが真実であるそうな。
いわゆる『鶏が先にいて卵が産み落とされた』か『卵があって、その卵から鶏が生まれた』か
という鶏と卵の関係よりも、前後関係がハッキリしているというのがその説の言わんとする
ところなのです。
つまりは、脱毛してしまった後の、もとは毛根の居場所であった部分が本来の役割を放棄し、
皮脂の分泌に勤しみ始めた結果が皮脂の過剰生産ということです。
ただし、この説は、今のところはまだ少数派意見のようですし、
「頭皮の清潔を心がけていたら髪に元気が出てきた」という意見がけっこう散見されるのも
事実です。
◆ 頭皮刺激も過ぎれば...! ◆
ただ、ここで気をつけたいのは、皮脂に対してあまり神経質になりすぎ、
過激・過剰なまでにシャンプーに没頭すると逆効果を招きかねないということです。
頭皮以外の皮膚で考えてみればわかり易いのですが、たとえば小さなケガをしやすい
手の指や足。よくよく見てみると、ハッキリとそれとわかる『ハゲ状態』になっている部分が
誰しも1カ所や2カ所はあるのではないでしょうか。
これは、オーバーに言えばケガの後遺症で毛穴が無くなってしまった状態なんですね。
こうしたことは頭皮に関しても同じ。皮脂をしっかり洗い流し、さらには頭皮を刺激する意味で
爪を立ててガリガリやれば、確かにスッキリはするでしょうが、
同時にひっかき傷を生じさせている可能性もあります。
困ったことに、頭皮は自分の目でしっかり確認することができないため、
このひっかき傷の存在に気づかないままガリガリを繰り返せば、
傷の上塗りをすることになります。
そう、ハゲ状態の手足の皮膚と同じことが起こる危険性が大いにあるのです。
しかし、「不潔=脱毛」が否定しきれない以上、やはりシャンプーは大事。
不潔な長髪よりは清潔な薄毛のほうが好印象というものでしょうから。
ただ、シャンプーの仕方には、頭皮への充分な気配りを。頭皮に傷が残るような洗い方は
決しておすすめできません。
◆ 脱毛・薄毛・ハゲのメカニズムは不明! ◆
なお、そうした当事者の悩みや努力を冷たく嘲笑うように根強く存在するのが「遺伝」説ですが、
現在のところ、「薄毛・脱毛を起こす遺伝子」というものは発見されていません。
つまり「ハゲる家系」があるわけではなく、「ハゲやすい家系」があるというのが
一番正しい考え方のようです。
ということは、「親父を見ても爺さんを見ても...」という状況にあきらめたり、
絶望したりするのは早計で、同時に、「うちの家系は大丈夫!」という安心は、
油断と同義語でもあるということです。
結局、薄毛・脱毛については、目下のところ正しい原因は「不明」!
もちろん、個々のケースにおいては、原因がわかる場合もあるでしょうが、
薄毛・脱毛という現象が起こるメカニズムを完全に解き明かした説は、
現在のところは存在しません。
しかし、それだからこそ、数多の推測や妄想、思いこみからくる諸説が生まれ、
現在にいたっているというわけで...
頭髪が気になっておられる方には、悩ましい状況であることをお察しすると同時に、
多様な情報に軽々に踊らされぬことをお祈り申し上げます。
